紀州備長炭 べっぴん炭(お風呂用)
国内にあるいくつかの備長炭の中でも最高品質として知られるのが和歌山で作られる「紀州備長炭」。
原料は、国内で最も硬い木と言われている「ウバメガシ」を使用し、紀州独特の粘土で作られた窯で約2週間の時間をかけて焼き上げます。大量生産はできないものの、手間と時間をかけるからこそ、最高品質の紀州備長炭ができあがるのです。
紀州備長炭業者の商品の中で、目的別としては唯一の和歌山県優良推奨産品「プレミア和歌山」認定業者です。
和歌山県お墨付きの安心品質をお届けします。
国内最高級の炭である紀州備長炭には小さい穴が無数にあり、その小さな穴は様々な物質を取り込む性質を持っていて、水道水の塩素やカルキ臭を吸着してくれます。この小さな穴は、一度お湯をはった浴槽内の汚れや臭いも吸着してくれるので、追い炊きのお風呂などにも適しています。紀州備長炭は他の炭と比べても、気密性が非常に高く、小さな穴も各段に多いと言われており、炭1gの表面積はテニスコート1面分にもなります。
また紀州備長炭が持つ遠赤外線効果が体の芯からポカポカ温めてくれ、ミネラル分がお湯に溶け出すことでお湯を弱アルカリ性にしてくれるのでお肌に優しい柔らかいお湯になります。
本商品は煮沸消毒と天日乾燥することで、継続してお風呂でお使いいただくよりも効果が持続します。
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「紀州備長炭」が生まれたのは江戸時代
日本の炭の歴史は平安時代に始まり、弘法大使空海によって唐より製炭方法を持ち帰ったとされています。その後、製炭技術が歴史と共に改良され、江戸時代に入り「紀州備長炭」が現在の和歌山県田辺市にて生まれました。
原料は、国内で最も硬い木とされている「ウバメガシ」。紀州の地は太平洋沿岸の豊富な雨量と温暖な気候、特有の急斜面の崖地が「ウバメガシ」に生育に適しているとされています。
また、紀州の地は炭を焼く「窯」に不可欠な耐火性の赤土と石にも恵まれていて、まさしく「紀州備長炭」は紀州の地で生まれるべくして生まれた名産品となっています。 -
【木の調達・木ごしらえ】 原料のウバメガシは急斜面に群生することが多く、伐採から搬出までの作業は危険が伴います。伐採したウバメガシは、太い木は割って細くし、曲がっている木は切れ目を入れて真っすぐにします。
【口焚き・炭化】 窯に木をくべた後、焚口付近で雑木を燃やし、ウバメガシの水分を抜いていきます。職人の勘で次の「炭化」の工程に移ります。この工程では焚口が閉じて原料を蒸し焼きの状態にします。
【ネラシ・窯出し】 炭化の最終段階で煙が無色になってきたら、焚口を開けていきます。空気を送り込まれた窯は1000度以上の高温となり、このエネルギーが紀州備長炭へと仕上げる重要な工程なのです。窯の中で上手く焼けた備長炭は金色に光り、「エブリ」と呼ばれる道具で掻き出されます。窯出しされた備長炭はすぐに素灰をかけて急速消火し、2週間もの時間をかけた紀州備長炭の完成です。 -
「紀州備長炭」の特徴
紀州備長炭は原木の窯入れから窯出しまで約2週間の時間をかけて窯の中で水分を飛ばし、最終工程では1000度以上の高温で炭化させることにより、不純物が少ない最高級の炭となります。この紀州備長炭は、短時間で焼き上げた炭と比べて、密度が高く、のこぎりでも切れないほどの硬さで、断面はキラキラと光り輝きます。
また、無数の小さな気孔によって様々な物質を吸着する特性をもっています。炭1gでテニスコート1面分(約300㎡)もの表面積をもち、臭いや化学物質を吸着してくれます。
製造元である「紀伊の森」は和歌山県木炭協同組合員として、紀州備長炭の最高品質を守った商品を責任をもって販売しています。